SDGs(SustainableDevelopmentGoals|持続可能な開発目標)とは国連加盟国が掲げる2030年までに貧困の緩和から地球環境保護まで、幅広い社会課題に対し持続可能な社会実現を目指す17の目標です。
 当社も持続可能な社会の実現に向けて様々な取り組みをしており、以下に詳しく紹介します。

水の使用量を減らす洗濯方法

 当社のジーンズは魅力を引き立てる要素の一つとして生地表面における色の変化があります。私たちは独自の製品加工技術を駆使し「洗い」と「染色」のプロセスにおいて洗練された風合いや表情を生み出しています。

 「洗い」とはジーンズの糊や汚れを取り除くための工程であり、薬品を使用して色調を落とすことで独自の風合いを表現します。一方「染色」は染料を用いて生地に深みのある色を与える作業です。これらの工程によってジーンズの表面には絶妙な色のグラデーションや質感が生まれ、個性的で魅力的な雰囲気を醸し出していますが、「洗い」「染色」どちらも大量の水を必要としていました。

 当社は環境への配慮も大切にしており水を節約する取り組みを積極的に行っています。大量の水を使用する「洗い」や「染色」の工程においても、環境への負荷を減少させるために、「e-flow」という機械を導入し、ナノバブルの膜で水と薬剤を均一に洗うことで従来より9割も節水ができ、ボイラーの温度上昇が短時間のため従来よりCO2の消費を抑えています。
 またオゾンガスの強力な酸化作用を活用した脱色も水をほぼ使用していません。これにより水の使用量を削減し持続可能な製造プロセスを実現しています。

3-すべての人に健康と福祉を
6-安全な水とトイレを世界中に
12-つくる責任つかう責任
13-気候変動に具体的な対策を
14-海の豊かさを守ろう

薬剤を使わない自然環境にやさしい脱色

 ジーンズを脱色させることによって長年穿きこんだようなユーズド感が出てきます。当社は環境保護を重要視し、オゾンガスで脱色するやり方を導入しています。

 従来の脱色では薬剤を使い脱色させ、排水は河川に流すため水質汚染の原因になっていました。
 オゾンガスによる脱色は自然環境を汚すことなく脱色できるのでメリットは数多くあります。
 まず薬剤を使わない事が一番のメリットで、従来のやり方より水の量も水質汚染も格段に減りました。
 また使い終わったオゾンガスは分解され酸素となり自然に還るので大気汚染の心配もありません。

3-すべての人に健康と福祉を
6-安全な水とトイレを世界中に
12-つくる責任つかう責任
13-気候変動に具体的な対策を
14-海の豊かさを守ろう

汚泥を再利用する排水処理

 生産工程で生じる廃液にはインディゴという藍色の染料が混じっています。
 当社では排水処理における水質指標、BOD(生化学的酸素要求量)およびCOD(化学的酸素要求量)などの法的要求事項を厳格に順守し、以下の3工程を経てきれいになった水を河川に排水いたします。

分離
分離槽で廃液を水とインディゴに分離させます。
曝気(ばっき)
3層に分かれた曝気槽内のバクテリアを酸素の気泡で活性化させ染料の分解を促します。
ろ過
沈殿槽に汚泥を沈殿させてきれいな上澄み部分のみ河川に流します。

 また【分離】工程で分離されたインディゴ(スカム)を絞り水気をとばし乾燥させ肥料として再利用しています。

3-すべての人に健康と福祉を
6-安全な水とトイレを世界中に
12-つくる責任つかう責任
13-気候変動に具体的な対策を
14-海の豊かさを守ろう

地域と共に清潔な未来を目指して

 当社は地域社会への貢献と環境保護に積極的に取り組んでいます。

 2023年から毎月初めに地域の美化と持続可能な未来の実現を目標にゴミ拾いを行っています。

 この取り組みは住みやすい地域を実現し、次世代に持続可能で美しい街を残すための社会的および環境的責任と感じています。

11-住み続けられるまちづくり
12-つくる責任つかう責任
13-気候変動に具体的な対策を
15-陸の豊かさを守ろう
17-パートナーシップで目標を達成しよう

ジーンズ制作工程を体験学習

 当社は地域社会とのつながりを大切にし、未来の世代に教育の場を提供するために工場見学プログラムを積極的に実施しています。地域の子供や学生などの見学者に製品加工の工程を実際に体験していただきます。

 工場見学を通じてジーンズ加工に興味をもってもらい、製品が出来上がた時の満足感を体感してもらいます。またお客様視点の意見を伺えることは当社にとっても貴重な機会だと考えております。 

4-質の高い教育をみんなに
8-働きがいも経済成長も
12-つくる責任つかう責任

太陽光発電による再生可能エネルギー

 近年、化石燃料によるCO2の増加、その反面電力は不足し、電力料金の高騰などエネルギー問題は年々深刻化しています。

 当社はソーラーパネルの導入により化石燃料に依存する電力消費を抑制し、再生可能エネルギー利用によって地域の節電やCO2削減にも寄与し環境への負荷を軽減しています。

7-エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9-産業と技術革新の基盤をつくろう
11-住み続けられるまちづくり
12-つくる責任つかう責任
13-気候変動に具体的な対策を

電気消費の「見える化」で省エネ

 当社は電力消費抑制するための取り組みとして、日本テクノ株式会社の商品「スマートメーターエリア」を導入しております。
 この商品は会社の電力消費をモニターにアイコンの表情と色で表示され、電力消費を視覚的に認識できます。これにより社員の節電意識を高め、ピーク時の電力使用を避け、電力消費の効率化と削減をしています。

 この取り組みにより温室効果ガスの排出を削減や環境保護に寄与しています。

7-エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9-産業と技術革新の基盤をつくろう
11-住み続けられるまちづくり
12-つくる責任つかう責任
13-気候変動に具体的な対策を

レッドカップキャンペーンに参加し学校給食を支援

 当社は国際連合世界食糧計画(WFP)の取り組み、「レッドカップキャンペーン」に賛同し、積極的に参加しています。
 国連WFPは赤いカップを学校給食の象徴として使用しており、このカップを目印にしたレッドカップキャンペーンでは、賛同企業から発売される商品にキャンペーンマークが付けられます。対象商品を購入することでその売り上げの一部が企業から寄付として提供され、学校給食プログラムの支援に役立てられます。

 このキャンペーンは2011年から始まり、2022年時点で累計約2,400万人以上の子どもたちに学校給食を提供することに貢献しています。

1-貧困をなくそう
2-飢餓をゼロに
4-質の高い教育をみんなに
5-ジェンダー平等を実現しよう
8-働きがいも経済成長も
10-人や国の不平等をなくそう
17-パートナーシップで目標を達成しよう

若者の成長を応援するための支援活動

 当社は売り上げの一部を地域の子供たちの成長を応援する様々な支援に充てています。

 その一環として青少年バレーボールクラブチーム「PROGRESS倉敷バレーボールクラブ」のスポンサーをしています。
 また「里庄町少年野球クラブ」「岡山山陽高校野球部」など、スポーツを通じて成長と成功を目指す若者たちへの寄付も行っています。

3-すべての人に健康と福祉を
4-質の高い教育をみんなに
8-働きがいも経済成長も
11-住み続けられるまちづくり